2/8 岐阜教室「計算力を発揮してもらうための土台作り」

 前回出席者1名(プラス私の娘)の時に2人にやってもらった内容「いくつといくつ」です。

 

 幼児さんすうインストラクターになってからいつも感じることですが、幼児さん、特に「数字(計算)には自信がある」というお子さんほど嫌になってしまいがちな内容です。その理由は、前に書いたことのある内容と重複するかもしれませんが、決してみんな「プリントをやることが嫌」なのではないのです。

  • 出てくる数字は2とか5とか簡単な数なのに、先生が「5は2といくつ」っていうから「7」って言ったら◯をつけてくれない。
  • 5と2が出てくれば、「5+2=7」じゃないの?
  • だったら「5−2はいくつ?(ひき算)」って聞いてよ・・・。それならすぐわかったのに。

というような声が聞こえてきそうです。

 

 以前、羽島か岐阜か忘れましたが、「これたし算?ひき算?」と聞かれたことがありました。小学校へ入ってから文章題が出てきた時、それを考えるのはお子さん自身なのです。それも含めて「算数の力」です。逆に言えば、どんなに計算の力があっても、正しい式を作ることができなければ計算の出番はありません。

 「算数ができるようにそろばんを」「◯◯(プリント教材の教室のことです)へ行けば算数が得意になる」と通わせたのにテストで思うような結果が・・・という声をよく耳にしますが、どちらも計算力を高める意味ではそれぞれ有効なものであると思います。せっかくですから「やったのに意味なかった・・・」ではなく、その計算力を使いこなせる土台作りもしておきたいものですね。