1/12 かたちパズルであそぼう

 今年初めての羽島幼稚園でのレッスンは「かたちパズルであそぼう」でした。直角二等辺三角形の三角パズルや正三角形、ひし形、台形、六角形のセットでかたちづくりをしました。

 

数字や図形に強い子を育てる! 幼児、小学校低学年向けさんすう教室 ぎふ幼児かず・かたち教室

 前回の「すうじカード」は、次々にカードを作り上げていたのに、今回のパズルでは手が止まると下を向いてしまった子がいました。

「すうじはすきなんだけれど・・・」と言うので「計算もできるんだっけ?」と聞くと「できるよ!」と表情が変わりました。

「三角2枚で大きな三角1つできたね」「1枚と1枚で2枚だけれど、1つの三角になったね」「2枚と2枚で何枚かな?」「これ(2枚と2枚)でもっと大きな三角つくれるかな?」と数字を出しながら問いかけてみるとひらめいたようです。

 三角パズルは、三角形+三角形が大きな三角形、正方形、平行四辺形にもなります。2枚から4枚へ増えた時に「まず先にさんかくをつくって・・・」と自分なりの手順で進めながらプリントの図形を次々に完成させていく子もいました。お母様のお話では、お家でパズルやブロックで遊ばれているとのことでした。

 

  「かず・かたち教室」ですから、「かずもかたちも大好き。得意だよ。」というお子さんばかりではありません。「かず」は得意、計算もできちゃう、でも「かたち」を見て考えるのはあまり・・・というお子さん、数字はまだ10まで数えられるかどうか・・・でもパズルでいろいろな形を考えるのは大好き、どんどんひらめいちゃうよというお子さん、「かず」も「かたち」もまだ興味あるのかはわからないけれど、お友だちと一緒にレッスンに来ることが楽しみというお子さん、いろいろなお子さんがいて当たり前です。保護者の方にお願いしたいのは、「パズルはできても、まだ数字はちゃんと書けないよね」「計算はできるけれど、図形は苦手なのね」というように「現段階でできないこと」に目を向けすぎないでくださいということです。幼児期の算数学習は、過度な先取りや詰め込みではなく「楽しくやること」「興味を持ってもらうこと」が一番です。10回のレッスンが終わった時に「この回のこれが楽しかった!」と1つでもお子さんの記憶に残るようなレッスンができるよう私も頑張ります。